インナースケッチ INNER SKETCH

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株式会社インナースケッチ
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みなさんこんにちは。薬膳料理・食育研究家の小野槇玲です。栄養士、薬膳コーディネーター、フードプロデューサーという仕事を通してきて「食べること」について一人でも多くの方に知っておいてもらいたいことがたくさんあります。

さて、冒頭にでてきました「食べること」について。最近では、本当にたくさんの情報が流れていますから、その中から「選ぶこと」を日常ではされていると思います。

「今日のお昼は何を食べようか。」
「新しくできた話題のお店はおいしかったね~。」
「○○を毎日食べると痩せるらしいよ!」

これはいったい何を基準に選んでいるのでしょうか。おいしいから?好きだから?安いから?カラダに良いという情報をテレビで知ったから?
じつは私、栄養士という職業でありながら、カラダが弱く仕事をたびたび休まなければならない時期がありました。いつもよりほんのちょっと無理をするというだけで、発熱するのです。仕事に穴を空け、同僚に迷惑をかけ、上司に睨まれ、家族に心配をかけ、医療費は莫大な量になり・・・そしてカラダだけでなく、精神的にもどんどん弱っていきました。本当にお恥ずかしい話ですが。ここでなぜ、わたしが過去の不養生を暴露しているかというと、健康を失うことは自分だけの問題ではなく、その背景にはこんなにも失うものがあるということを、知ってほしいからです。健康でいることは、家族に対する愛情の量にも比例するということになります。自分だけの問題では決してありません。
食べ物を選ぶことは、生き方を知るということ。命を保つための基本中の基本で、動物ならば教えられていなくとも本能でできてしまうことが、人間は悲しいかな、一度は学習していないとわからないのです。

「薬膳」は健康維持に欠かせない、これからの国民の最大のテーマになると確信しています。古いものにこそ、今を変えるヒントが隠されています。さて、その薬膳とはいったい何なのでしょう。

「栄養バランスのとれた食事が基本です」と、日常よく耳にしますが、これは正解。ただし、健康な人ならば です。だいたい、健康じゃない身体(未病)というのはバランスのとれていない状態ですから、そのバランスを崩してしまった人が、バランスのとれた食事をとったとしても変化は望めません。もっとも、現状維持は可能かもしれませんが、食事療法というのは、薬のチカラを借りずに健康で長生きしたいから、みんな必死になって頑張るんですよね?

ちょっと想像してみてください。左に傾いた天秤に、左右同じ重さの荷物をのせると・・・結果は同じ、左に傾いたまんまですよね。では、その天秤のバランスをとるにはどうするか。右に多めに重量を与える、または左の重量を減らすということで問題解決しませんか。

薬膳はオーダーメイドの食事療法です。すべての人に良い食事という考えはなく、食べる人のカラダに合った食事を最重要視します。

たとえば「バナナ」。エネルギー補給の即効性や、カリウムが豊富で体内の塩分(Na)を排出してくれ、免疫力を高め、しかも手軽に取れるので人気のある食品の一つですが、薬膳のバランスの考え方からいくと「寒性・潤す・降ろす」いう性質を持つので、顔が赤くカッカしていて、乾燥しているタイプにとっては「薬」となりますが、逆に冷え性でむくみのある血流の悪いタイプには向かないということになります。

もうひとつ「トウガラシ」。カプサイシンという辛味成分が代謝を促進し、血流が良くなり美肌効果があるという情報が一般的ですが、「熱性・乾燥する・昇る」という性質があるので、冷えて水太りタイプには「薬」ですが、イライラしていてめまいのするタイプはさけるべき食品です。

食事は1日3回毎日いただくものですから、知らず知らずのうちにカラダに変化を及ぼします。病院で処方していただく、いわゆる「薬」も1日3回飲むから効くわけですよね。それと同じように、体調に合っているものを摂りつづければ好転するし、合ってないものを摂りつづければバランスを崩してしまいます。毎日の食事を嗜好で決定したり、誤った健康情報にとらわれすぎると、・・もうどうなるか予測がつきますよね。

食事療法をするうえで大切なことは、「栄養バランスのとれた食事」をすることではなく 「カラダのバランスをとる食事」をすることです。

生きていれば何かしら不調というものがありますが、これを古来は自己治癒力や食べ物でバランスをとってきました。それが今では、何かの原因でできなくなってしまっているんですね。

自殺、殺人、感染症、戦争・・・そんなニュースが世界中を駆けめぐります。人間の生命力自体が欠如してしまっている、そんな世の中。食べることが生命の源。健康でいることが大好きなひとへの愛情です。
だからみんなで、食育はじめましょう!

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